『手形こいのぼり』のいわれは、26年前、幼稚園開園当初、資金がなかった時代にひとり一本ずつの絵筆を買い揃えるのも躊躇していた時に、どうするか考え抜いて「絵筆はないけれど、手があるじゃないの!」と編み出した知恵と工夫で進んできた風の谷幼稚園の精神がつまったものです。その思いを、いつまでも持ち続けようと、毎年作り続けています。
風組(年長児)は、自分たちでデザインを決めて作るこいのぼりの色塗りまで終えた後、今度は手形こいのぼりづくりの準備をしていきます。滑り台前に机を運び、タオルや手洗い用の桶なども準備します。
花組(年少児)・鳥組(年中児)がやってくると、ペアになり、手のひらに絵の具をつけるときも、優しく声をかけながら、教えていきます。特に花組は、絵の具を手につけることにも慣れていない様子でしたが、何回か風組と手形を押していくうちに楽しんでいる様子でした。
子どもたちの小さくて色とりどりの手形がたくさん押され、華やかで温かみのあるこいのぼりが完成しました。
子どもの日集会では、風組こいのぼりと共にこの手形こいのぼりの2匹が、滑り台上を仲良く空を泳ぐ予定です。
自分たちのこいのぼりをつくろう1~風組~
筍もそろそろ終わりになってきた四月の下旬、風組(年長児)は散歩も兼ねて、幼稚園の近くにある老人ホーム『金井原苑』の入り口にこの時期になると毎年泳ぐ大きな鯉のぼ…