1学期に初めての畑仕事で、赤カブと小松菜を種から自分たちで育てあげる喜びと、関心を高めてきた鳥組(年中児)。「2学期になったら大根を育てようね。」と先生が話し、それまで何度も草むしりをしながらその日を楽しみにしていました。
2学期が始まる前に先生達が畑に肥料をまき、耕運機で土を耕して、いつでも子どもたちが種を蒔けるように準備していました。
畑に到着した子どもたちは、早速畝の周りに道を作り始めました。2度目ともなると慣れた様子で体重をかけて力強く歩き進め、ふかふかだった土がしっかりと踏み固められていきました。
この日蒔くのは“青首大根”と“聖護院大根”の2種類です。久しぶりの畑仕事に子どもたちも気合充分です。
グループ毎に畝の前にしゃがみ、手をお皿にして先生から種をもらいます。
「風組(年長児)の先生から、大根は大きく長く育つから少しだけ深い所に、種を置くといいよと教えてもらったよ。」と先生。前回より少し深く筋をつけた所に1粒ずつ蒔いていくことにしました。
種が重ならないように間隔を開けて今回も『すじまき』にしていきます。
それぞれの種を蒔き終え、次は二人一組で水やりです。
この日は雨予報。軽く水をあげ、後は雨にお願いすることに。
「雨いっぱい降れー!」と子どもたち。
これから水やり、草むしり、そして新たに虫取りと美味しい大根を育てるため、2学期も鳥組の畑仕事開始です。
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