新型コロナウイルスの影響で、思い切り身体を動かせなかった子どもたち。保育再開後は体力作りのため、たくさん歩くようにしています。この日は風組(年長児)が花組(年少児)を連れて、散歩に出かけました。
園を出発すると、その先に細く長い道が続いています。
さらに奥へ進むと、
木の葉で覆われたトンネルが見えてきました。風組は何度も通ったことがありますが、花組は初めてです。「怖い、お化けが出そう。」と言う花組に、風組は「大丈夫、怖くないよ。」と優しく声をかけます。
トンネルを抜けるとさらに道は続き、斜面が見えてきます。登りきるとそこは、
“ たんぽぽ広場 ”でした。
たんぽぽ広場に植えてあるビワの木。食べ頃の実がたくさん生っていました。
収穫し、早速園へ持って帰ります。
デッキに集まり、ビワの食べ方を聞きました。丁寧に皮をむき、口いっぱいに頬張ります。
「おかわりしたい人!」と言うと、「はいっ!!」という声がデッキ中に響いていました。汗をびっしょりかいた後に食べたビワは、暑さを和らげてくれたことでしょう。
3. 幼児期の食生活と大人の責任
設立当初700坪だった風の谷幼稚園の敷地面積は現在4000坪にも及ぶ。これは校舎建設時の借金を返済しながらも、園長が「10年間無給」を貫き、寄付や父母の協力によって毎…