二学期から本格的に始まった“たてわり活動”。
12月最後の活動は、「焼き芋」です。毎年大根の収穫を終えると、畑の真ん中に深さ50センチ程の穴を掘り、その中で焚き火をして芋を焼きます。
今年も近隣の方々のご理解をいただき、無事に行うことができました。
雲一つない澄み切った空、まさに焼き芋日和です。
風組(年長児)は朝から大忙しです。焚き火で使う落ち葉運びと、さつま芋洗いは風組の役目です。効率よく、二手に分かれて行います。
たらいに用意された冷たい水でもなんのその。子どもたちはせっせと芋を洗います。
ここまでの作業を終えると、風組は花組(年少児)・鳥組(年中児)を教室まで迎えに行き、たてわりのグループに分かれます。芋を包む作業は、風組がリードしながら全園児で行います。濡れた新聞紙で包み、その上からアルミホイルで巻いていきます。
芋の準備が出来たら、畑まで持っていきます。
見上げると、白い煙がモクモクと空高く登っています。
焚き火の醍醐味を味わったあとは、包んだ芋を投げ入れます。
焼いている間、たんぽぽ広場やえのき広場に移動して遊ぶことにしました。
しばらく遊んでいると、いい匂いがしてきました。焼き芋の匂いです。
「そろそろ畑に戻ろう!」
子どもたちは、遊びをやめて再び畑へ行きました。
芋は焼き上がり、ござに並べられています。
割ってみると、黄金色に輝いたしっとりとしたホクホクの芋が出てきました。
子どもたちは一本ずつ受け取ります。
枯れ草の上に座って、アルミホイルと新聞紙をとり、
出てきた芋に皮ごとかぶりつきます。
焚き火で焼いた芋は、格別な味です。「美味しい!」「甘い!」という声があちこちから聞こえてきました。
五感で味わう焼き芋は、子どもたちの心に刻まれたことでしょう。