冬のある日~五感で冬を感じて~

木々も葉を落とし始め、冬の訪れを感じる季節となりました。
風の谷幼稚園でも冬ならではの遊びを日々の活動の中に取り入れています。

今日は鳥組(年中児)がたんぽぽ広場に出掛けました。
久しぶりに見たたんぽぽ広場の木々の葉は、黄色や赤色に色づいてました。

まずは広場で鬼ごっこをして遊び、それから子どもたちの提案で『ロンドン橋』をすることに。

『ロンドン橋』の後は、好きなあそびで遊びます。
太鼓橋や鉄棒、そして仲間を集めて『こおり鬼をしようよ!』。

「♪おにきめ、おにきめ、おにじゃないよ」
(最後に残った人が鬼となる、鬼を決める歌)

ひと通り遊んだ後、先生が子どもたちをみかんの木の周りに集めました。
「今日はみんなでみかんをもごうと思うんだ」と先生が言うと「いいね!」と子どもたち。

もいだみかんのへたの辺りを嗅いでみると、いい匂いがします。

「みかんの匂いがする。いい匂い」「みかんはお母さんのお土産にしよう」

次に畑に向かいました。大きく育った大根畑の横に、山茶花(サザンカ)の花が沢山咲いていました。

先生は山茶花と椿の違いを教えました。
花が散る時、山茶花は花びらが落ち、椿は花首から落ちるのです。

先生の言う通り、山茶花の木の下にはピンクのきれいな花びらが沢山散っていました。

その花びらで思い思いの遊びを楽しみます。
ここに来る前に幼稚園の斜面で拾ってきた松葉に、花びらを刺して息を吹きかけくるくると回したり、また花を帽子に飾ってみたり。

「お花も落ちてたよ」「きれいだね」

「花びらがもっと欲しい」と子どもたちが言うと、先生は木に登って枝を揺らします。子どもたちは大喜び!

「さざんかのシャワーだ!」「沢山降ってきた!」

今日は冬ならではの遊びを満喫した子どもたち。
五感を使って季節を感じました。

五感を刺激することは人間の原点である“感覚”を発達させます。また様々な体験を通し、いろいろな物に思いを巡らせることのできる想像力を、子どもたちはふくらませていきます。

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