毎年夏休みを迎える前に、子どもたちが大好きなすいかを食べます。
この日は花組(年少児)と鳥組(年中児)が一つのすいかを分け合います。
大きなすいかを先生が半分に切るのを子どもたちは真剣に見入っていました。
先生が子どもたちの分を切り分け、皆にいき渡ったところで頂きます!
「甘いねー!」「冷たくて美味しい!」と夢中で食べていると、先生が「今から種を飛ばしてみるからどこまで飛ぶか見ててね。いくよー、いちにのさん!」とデッキの外に向けてプッと種を飛ばして見せます。
「皆もどこまで飛ばせるかやってごらん。」と先生。「自分たちもやってみる!」と次々に飛ばし始めた子どもたち。
ただすいかを食べて種を飛ばして遊んでいる訳ではなく、『口の中で種を選り分ける』ということが出来るように行っています。
種があって面倒だから食べたくない、魚は骨があるから全部取ってもらわないと食べられない等を理由に子どもたちが食から遠ざかることがないよう、自分の口で選り分けていけば食べられる、種や骨は出せばいいんだということを身につけていきます。
甘くて美味しいすいかの味に大満足の子どもたち。すいかの種飛ばしも、子どもたちにとって夏の思い出になることでしょう。
3. 幼児期の食生活と大人の責任
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