幼稚園の活動で使用する刃物類(はさみ、彫刻刀、包丁、のこぎり)は、
子ども用に作られたものではなく、切れ味が良い本格的なものを使います。
「用途通りにきちんと使えば刃物も危険ではない」というのが風の谷幼稚園の考え方です。
切れ味の悪さが原因で子どもたちが怪我をしないよう、刃物類は毎年全て研屋さんで研いでもらっています。切れ味が良い事で子どもたちは余計な力を入れずに、切ったり彫ったりすることが出来ます。
切れ味が良いので、もちろん使用する前には先生がしっかりと扱い方を説明します。
すると子どもたちは、話をしっかりと聞き、集中力と緊張感を持続させながら慎重に道具を扱うようになります。
子どもたちは、幼稚園の3年間で使える道具と作れるものを増やしていき、
新しいものを自分の手で生み出す力にしていきます。
12. 「頑張れ」の正しい使い方(円盤づくり・後編)
ボール紙に画びょうをさしたままで首を横に傾けていた眞由ちゃん。作り方はわかっているようで取り組んではいくのですがまんまるが描けず、手が出せない状態です。「眞…
11. 年中児が「まんまる」を描けるまで(円盤づくり・前編)
水曜日、「今日はこれを作ろうと思うんだ」と、子どもたちの前で円ばんを飛ばせてみせると「うわぁ!」「すごーい」と目を輝かせ、「作りたい」「やりたい」の気持ちが…