連休の谷間の5月2日、青々とした新緑に囲まれた幼稚園で「子どもの日集会」が行われました。先生による「鯉のぼりのいわれ」のペープサートを見てから、
風組(年長児)の代表の子どもたちから「鯉のぼりくぐり」をするにあたっての話がありました。
□風組が作った鯉のぼりをくぐらせてあげるね
□鯉のぼりは中庭と滑り台前でくぐらせてあげるからね
□鯉のぼりは口から入ってしっぽから出られるから心配しないでね
□鯉のぼりの中はきれいだよ
□鯉のぼりをくぐるのが怖かったら風組が一緒にくぐってあげるからね
□鯉のぼりをくぐる時は、上靴は脱いでね
□くぐった後は滑り台の上に泳がせるよ
風の谷幼稚園の鯉のぼりは全部で三匹。一匹はみんなの手形を押したもの。そして残りの二匹には片面ずつ異なる模様が描かれています。デザインは風組の子どもたちによるもので、各学級から2種類ずつ選ばれます。その鯉のぼりを風組が花(年少児)・鳥組(年中児)にくぐらせてあげるのです。
そのために前日にまずは自分たちで鯉のぼりをくぐってみました。「どうやったらくぐりやすいだろう」みんなで考え、持ち方を工夫します。
そして、実際に花・鳥組にくぐってもらう時が来ました。
風組のおかげで、大盛況だった「鯉のぼりくぐり」が終わると、鯉のぼりたちは滑り台前に掲げられました。
空を泳ぐ鯉のぼりを見上げながら、この時期にちなんだ歌を歌いました。「こいのぼり」「甍の波」「せいくらべ」の三曲です。
歌の後は、お待ちかねの”よもぎきな粉餅”を味わいました。鳥・風組が摘んだよもぎを混ぜたよもぎきな粉餅からは、よもぎの香りがほのかに漂います。中のあんこもほど良い甘さで、子どもたちもその美味しさに大喜びです。すぐに食べ終わってしまう子もいれば、大事そうに少しづつ食べる子も。
大きな鯉のぼりを見ながら、みんなで食べる”よもぎきな粉餅”。忘れられない風の谷の味のひとつです。