この日風組(年長児)は、初めての風組集会を開きました。
風組集会とは、風組全員が集まって歌を歌ったり、遊び(フォークダンスや手遊び)などをする会です。また、風組が年長児として、他の学年をリードしながら活動を進めていくための話し合いをする場にもなります。
この日は先生から『水曜日に花組が来ること』が伝えられました。
そこで、自分たちが花組(年少児)で入園した時、どんな気持ちだったかを思い出してみました。
「ドキドキした」「僕は泣いちゃったよ」という声も。
すると「僕も!」「私も!」と次々に声が上がり、「なんで泣いちゃったのかな?」と先生が聞くと、「お母さんに会いたかったから」と子どもたち。
「でも風組が滑り台で遊んでくれた!」「優しく声をかけてくれたよね」と自分たちが花組だった頃、風組がしてくれた事を思い出していきました。
風組がしてくれて嬉しかったことを皆で話し合っているうちに、今度は自分たちが、花組に何かしてあげたいという気持ちになっていきました。
そこで、花組が入園してくる前に危ないところはないか、準備することはないか、園舎の中と周りを『点検』することにしました。
ロープをくぐったり、跨いだり、上靴のまま外に出てしまったりするときは風組が教えてあげようということになりました。
また花組を迎えるにあたり、準備が整っていないところはみんなで作業することにしました。
廊下もデッキも隅々まで拭き上げました。
粘土は袋に入ったままでは遊べないため、袋から出して使いやすい大きさにちぎって、まるめておくことにしました。
砂場の道具は、タワシを使ってきれいに洗い、使いやすいように色と形を分けておくことにしました。
よく働く子どもたち。準備は滞りなく進み、午前中に終わりました。
あとは花組を待つだけ!
自分たちが花組だったら・・・と花組に思いを寄せ行動することで年長児としての自覚が芽生えていきます。