先日漬けた梅の梅酢も上がってきたので、この日は梅干し作りの続きを行うことにしました。
梅干しを紫蘇漬けにします。
まずはじめに、赤紫蘇の葉を茎から取ります。
葉を取る時のポイントは、茎をなるべく入れないように葉のみを取ることです。茎を入れてしまうと、梅干しを漬けてる途中に梅の皮をやぶってしまうことがあるので、できるだけ入れないように気を付けます。先生に言われたように、葉だけを丁寧に取っていた子どもたち。
赤紫蘇の葉を摘み取り、洗ってよく乾かした翌日、揉み作業に入ります。
揉み作業は2回にわけて行います。
まず、1回目は摘んだ赤紫蘇の葉に少量の塩と白梅酢を入れます。
白梅酢は、梅を塩漬けにしたときに梅から出てくるエキスで、先日漬けた梅から出てきたものを先生が取り分けておきました。入れると葉がしんなりし、赤い色が出てきます。ぐっと力を入れて、絞っていきます。
絞った葉を、さらにもう一度揉んで絞ります。
全て揉み作業が終わったら、汚れてしまった教室を清掃して整えます。
使ったボールを片付けて洗う子、紫蘇の葉を拾う子、テーブルを拭く子、床を拭く子。
先生が何か言わずとも、他の子の動きを見ながらどこを手伝えばいいのかを判断しながらさっと動きます。
先生が「面白いものを見せるよ」と子どもたちを集めました。
次に梅、紫蘇、梅、紫蘇と交互に入れていきます。
重しを乗せて密封します。美味しくなる”おまじない”も忘れずに。
夏休みの間に先生が干して梅干しは出来上がります。
漬けた梅干しはこれから1年間子どもたちのお弁当のおかずや遠足のお供になります。
子どもたちが自分の手で漬けた美味しい梅干し。
これからの暑い日、たくさん遊んで汗をかく子どもたちの身体に元気を与えてくれるでしょう。