前回、風組(年長児)の子どもたちは動物ごとのグループに分かれ、畜舎の設計図を描きました。この日は、動物作りに取り組みます。
体幹となる木片に、ステップルを打ち込みます。花組(年少児)の頃から木工作に取り組んでいるため、金づちを使うのはお手の物。あっという間に完了です。
ステップルに手、足、首、尾となる針金を通します。針金にすることで、動物の様々な様子を表現することができます。
紙粘土で針金、木片に肉付けをしていきます。
大きくちぎり、貼り付けます。細かくちぎると、粘土が乾いた時にひび割れができ剥がれてしまうからです。
写真とよく見比べ、針金を自由に曲げたり丸みを出したりしながら、様々なポーズを作っていきます。
肉付け完了です。
粘土が乾いたらボンドを塗っていきます。粘土が剥がれ落ちないようにするためです。
最後に色塗りをします。動物の色の特徴を細かく捉えながら忠実に再現していきます。
鳥組(年中児)の頃、大型動物の取り組みをしました。動物の姿、形、色を細かく観察し、作り上げた経験のある風組の子どもたち。今回の動物作りでは、この頃の経験が大いに活かされました。
次回は、いよいよ畜舎を作っていきます。
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