6月のある日、雨の降るあいにくの天気の中、園で飼っている羊のきんちゃんの毛刈りが行われました。いつもは子どもたちが餌やりをして賑やかな羊小屋も、今日はひっそりとしています。
羊は家畜として改良されたため、自然に毛が抜け落ちたり、生え変わることはありません。そのため、暑い夏を迎える前に毛刈りをする必要があるのです。
子どもたちが見つめるなか、さっそく毛刈りが始まりました。見事な手さばきで、流れるように毛が刈られていきます。
刈り取った羊毛は、風組(年長児)の活動で使われます。
きんちゃんは人間に換算すると40~50歳ですが、まだまだ羊毛の質も良く、ギザギザに縮れた毛はこの1年間を健康に過ごした証拠だそうです。そんな島田さんの話を聞き、日頃きんちゃんの世話をしている先生や子どもたちも安心した様子。小屋に戻るきんちゃんをみんなで見送ったのでした。