花組(年少児)が少しでも幼稚園生活を楽しめるようにと、登園時間を早めて関わっていた風組(年長児)たち。花組の教室から泣き声が聞こえなくなると「泣かなくなったね。よかったね。」と優しげな表情を見せてくれます。
そして「祝う会」が済んで、花組への心配りはしているものの、風組ならではの動きが、そちらこちらでみられるようになってきています。
たとえば”滑り台のかけ登り下り” 手を使わず立ったまま滑り下りる”遊び”が風組の子どもたちの関心事になっています。見ていてハラハラするのですが、風組の子どもたちにとってはそんな先生の心配顔がより刺激になっている様で、得意げに列を作って遊んでいます。
ところが、そんなに大人気の立ち滑りなのですが、花組が滑り台にやってくるとあんなに熱中していたはずの風組たちの姿がスッと消えるのです。
自分たちの遊び方は花組の子たちには「危ないから」という気持ちから身を引いて他の遊びへと移っているようなのです。
5歳6歳の子どもでも、自分より小さな子に対しては、こんな心遣いが出来るのかと、胸がいっぱいになりました。
ー風の谷通信 NO.5より抜粋ー
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